【日本語教師の給料】日本語学校でのお金事情

日本語教師のつぶやき

日本語教師を目指すうえで、大切なお給料。「日本語教師は稼げない」「低賃金」「薄給」と言われていますが、実際のところどうなのか気になるところですよね。

日本国内の日本語学校で非常勤と常勤(専任)と、どちらも経験した私が日本語教師の現実をお伝えしていきたいと思います!

しろくろねこ
しろくろねこ

将来設計の参考にしてみてください!!

(あんまりガッカリしないでね・・・)

日本語教師におすすめの副業の記事はこちら

日本語教師って食べていけるの?

「日本語教師は食べていけるのか」その答えはYES(時期、人による)です。

常勤講師、専任講師は正社員なので、学校の経営が大きく傾かない限りは比較的守られた環境下にいられます。ただ非常勤講師はその保証がありません。

今回のコロナで学生が入国できない状況や、3.11の大地震で学生が大量帰国など情勢に大きく左右されます。

また学校の様々な事情で急にコマ数を減らされることもあります。

【月収】という面で見ると、非常勤講師は働けば働くほど給料になるので、やる気と体力があれば常勤講師の月収を上回ることもできます!

ヒューマンアカデミー

常勤講師9年目の私の月収

私の給与事情は・・・

  • 手取りは20万円ほど(最初の1~3年目は18万円ほど)
  • 昇給あり(微々たるもの)、賞与あり(年に2回)
  • 交通費支給(電車のみ)
  • 残業代なし
  • 社会保険・雇用保険あり(試用期間である3か月から半年は無し)
  • 副業禁止

日本語教師9年目の私の給料明細…

基本給は15万2500円です。

この基本給に様々な手当がついて、支給額は25万円ちょっとです。

そこから保険や年金など諸々引かれていき、手取りは19万円ちょっと。

悲しいですが、うちの学校は残業代はつきません。出ません。

タイムカードを何時に切ろうが自動的に9時ー18時になります。

授業をどんなに受け持とうが、担任クラスをたくさん持とうが、

進学指導をどれだけ頑張ろうが変わりません。

昇給制度はありますが、基準や昇給の時期等は明確にはわかりません。

コロナが始まって先行き不透明になったとき、副業をしたいと申し出ましたが、却下されました。時代と合っていないな~と思いながらも、従うしかありませんでしたね・・・。泣

ですが、2022年現在は晴れて副業OKになりました!!!よかった!

常勤講師の私の年収はいくら?

上記にも書いたように、月収は約25.5万円なので、

255000円×12か月=306万円です。そこから更に私の学校では常勤には賞与がありました。

賞与額も昇給と同様、どのような基準なのかは不明。(仕事の評価によると言われました)

一番良い時で、約50万円×年間2回もらっていました。

しかし、コロナが始まり経営が右肩下がりとなると、賞与も減っていきました。(もらえるだけありがたいですが、半分くらいになったこともあります)

もらえなかったことは今までありませんでしたが、一番悪いときで良い時の半分近くになったこともあります。

そのため、年収は400万円ほどになることが多いです。

非常勤講師の給料事情

私は非常勤講師として日本語教師のスタートを切りました。知識や経験はないけれど、やる気満々!すぐにでも働きたい!!と前のめりに飛び込みましたが、最初は週2回から働くことになりました。

非常勤の私の給与事情は・・・

  • 初任給5万2800円(驚)
  • 交通費支給
  • 社会保険一切なし

5万円?!と思いますよね・・・でも、こんなもんなんです。

理由としては、

  • 研修期間中でコマ給(時給)が低い(私の時は1650円スタートでした)
  • 経験がなさすぎて、授業準備が追い付かないため授業のコマ数を増やせない

ですかね・・・。それにしても悲しい数字。

しろくろねこ
しろくろねこ

そもそも日本語教師における非常勤の給与って、どんなシステムかを説明していきますね!!

非常勤講師の給料は基本的には時給(コマ給)です。

学校にもよりますが、1コマ(45分)1700円~3000円くらいが一般的です。

私の学校では1日4コマ(45分×4)が基本のため、1回の授業でもらえる給料は6000~12000円です。

多い人は1コマで3000円もらっている人もいました。

また、状況にもよりますが、体力やる気があれば1日8コマ授業に入ることもできます。

1日8コマを週5でこなせばコマ給2000円の場合、1週間で8万円

単純計算で1か月の給料は32万円です。常勤の私の給料より遥かに多い…(遠い目)

それに加え、担任を持てば【担任手当】、進学指導を行えば【進学手当】などがつきます。

担任手当も進学手当も5000円~10000円くらいが相場です。

授業をすればするほど、担任を持てば持つほど月収は上がるのです。

しかし、そんな簡単な話ではありません。

もちろんこの給料の中から各々保険料や年金等の支払いをしていかなければならないし、

授業を行うには準備が必要です。この授業準備というのは給料は出ません。

経験がないうちは45分×4コマの1日分の授業の準備をするのに2~3日かかる人がほとんどです。

それに週5日8コマ入れるかどうかは学生数、情勢、学校の経営状況などに左右され、自分が希望したからと言って、できるものではありませんし、日本語学校は基本カレンダー通りに休みがあります。祝日が多い月は出勤日が減りますし、学期休みの間は無給です。

そのため、仮に月収が32万円を超える月があっても、

日本語学校一本で働くのなら、それを維持していくことは不可能です。

そのため、副業や兼業をされている方が多いです。(日本語教師の副業について

まとめ

・日本語教師の常勤は自分一人の生活はしていけるレベルの給料はもらえる

・非常勤講師はやる気と体力次第では常勤の月収を上回ることは可能(維持は不可)

以上です。

日本語教師は決して給料は高くはないものの、やりがいは間違いなくあります。

先生方は年齢層も幅広く、主婦や定年退職された方も多いです。

毎日が異文化体験な日本語学校でのお仕事、チャレンジしてみたい方は是非やってみてください。

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