導入例①~というと/~といえば(最初にイメージするもの)
T:みなさん、日本料理と聞いて何が最初に頭に浮かびますか。
S:すしです
T:日本料理というと(といえば)寿司です
導入例②~というと(確認)
T:(絵カード)Aさんです。Bさんです。
A:Bさん知ってますか。田中さん、結婚したらしいですよ。
B:田中さん・・・?営業部の田中さん?部長の田中さん?
どの田中さんですか、わかりません。多分、部長のことだと思いますが、確認します。
→田中さんというと、田中部長のことですか。
導入例③~といえば(話題の切り替え)
T:(絵カード)Aさんです。Bさんです。
A:きのう山田さんに会いました。
B:そうなんですか。あ!そうそう!
→山田さんといえば来月結婚するそうですよ。

接続・意味
接続:普通形(だ)
意味①:~がすぐ頭に浮かぶという意味。~というと(~といえば)の後ろはそれについての説明を加えたり、それについて連想されることを述べる文
意味②:あなたが今言った~は・・・ですか?という意味。
相手の言ったことを聞いて、それが自分の思っていることと同じかどうかを確かめるときに使う。~というとの前の言葉は相手が言ったことをそのまま使うことが多い。
意味③:そのときに誰かが話した言ったことを聞いて、会話で話題にするときに使う表現。
練習例①(連想)
T:中国です/料理がおいしいです
→S:中国といえば料理がおいしいです
T:桜がきれいです/上野公園が有名です
T:ダンスが上手です/マイケルジャクソンです
T:人が多いです/新宿です
T:スポーツのお祭りです/オリンピックです
T:ご飯が安く食べられます/松屋です
練習②(確認)
T:あした新宿駅で会いましょう(JR新宿駅のことですか)
→S:新宿というと、JR新宿駅のことですか
T:先週テストがありました(JLPTのことですか)
→S:テストがあったというと、JLPTのことですか
T:あしたは暇です(休みということですか)
T:今朝また電車が止まりました(事故ですか)
T:リンさんは国へ帰りました(日本には戻らないということですか)
T:ワンさんの家族は3人です(子どもが生まれたんですか)
T:今度の旅行はパスポートが必要です(海外旅行ですか)
練習例③(話題の切り替え)
T:今年は海外旅行をする人が多かったそうです(今度学校の旅行でアメリカへ行くらしいです)
→S:海外旅行といえば今度学校の旅行でアメリカへ行くらしいです
T:最近英語の勉強を始めました(わたしも同じです)
T:あのレストランはおいしいですよ(きのう有名な歌手が来たんですよ)
T:もうすぐ春ですね(お花見に行きたいですね)
T:日本のマンガはおもしろいですね(ワンピースは外国でも人気があるそうです)
注意点等
一気に3つもやるのか…という感じだが、教科書通りに進めていかなければならない場合は仕方がない。面倒だが分けて導入し、意味の違いをそれぞれしっかり伝えていくことが大切。
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