導入例①辞書形+わけにはいかない
T:(絵カード)私です。ここはレストランです。私は家からレストランまで車で来ました。でも…お酒が飲みたいです…いいですか
S:いいえ
T:車で来ましたから、お酒を飲むことはできません
→車で来たので、お酒を飲むわけにはいかない
導入例②ない形+わけにはいかない
T:(絵カード)社長です。わたしです。きょうは会社の飲み会です。
社長に「もっと飲め」と言われました。わたしは「飲みたくない」と言いにくいです。
でも社長に言われたので、お酒を飲みません、できません。
→社長にいわれたので、お酒を飲まないわけにはいかない
接続・意味
接続:辞書形、ない形
意味①辞書形+わけにはいかないは社会、周りの人のことを考えて許されないという意味。
意味②ない形+わけにはいかないは社会、周りの人のことを考えて、しなければならないこと、~する必要があるという意味を表す。
自分だけの事情の場合は「わけにはいかない」は使えない。
練習例①辞書形+わけにはいかない
T:時間ありません/×のんびりします
→S:時間がないので、のんびりするわけにはいかない
T:会社でトラブルが起きたので/×休みます
T:あしたは試験なので/×まだ寝ます
T:大切な会議なので/×失敗します
T:まだ仕事が終わっていないので/×帰ります
T:電車の中にいるので/×電話をかけます
T:家族のために/×仕事をやめます
練習例②ない形+わけにはいかない
T:まだ仕事が終わっていないので/×残業しません
→S:まだ仕事が終わっていないので、残業しないわけにはいかない
T:あしたは試験なので/×勉強しません
T:部長に誘われたので/×行きません
T:彼女が作った料理なので/×食べません
T:明日出さなければならないので/×レポートを書きません
T:先生と約束したので/×宿題をやりません
注意点等
かなり混乱しやすい文型なので、辞書形とない形は分けて導入、練習を行うことをお勧めします。
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