N3文法~かけだ/~かけの/~かけて

N3文法

導入例①~かけだ

T:(絵カード)これは私です。わたしはりんごを食べます。

(絵カード)このりんご、今食べている途中です。

食べ始めました、まだ終わっていません

→このりんごは食べかけです。

導入例②~かけの

T:(絵カード)これは何ですか

S:ビールです

T:このビールはコップに入れたばかりです。

このビールは…もう入っていません。

じゃあこのビールは…?飲んでいます、途中です。

飲み始めましたが、まだ終わっていません

→これは飲みかけのビールです。

接続・意味

接続:動詞ます形

意味:「~かけ」は何かをし始めたが、途中までしてそのままだという意味。意志を伴う動作を始めてまだ途中であることを示す。ここでは「かけです/かけだ」と名詞扱いとなる。後文の名詞に修飾する場合は「~かけの」になる。

練習例

T:このまんがはまだ読んでいません。これは…?

→S:これは読みかけのまんがだ

T:この手紙はまだ書いていません。これは…?

T:今日の宿題はまだやっている途中です。今日の宿題は…?

T:このビールはまだ飲んでいる最中です。このビールは…?

導入例③~かけて

T:(絵カード)わたしです。わたしは好きな人に手紙を書きます。

わたしはあなたのことが…すき…あ~だめです。恥ずかしくて書けません

わたしは手紙を書きます、途中です、やめました。

→わたしは手紙を書きかけてやめました。

接続・意味

接続:動詞ます形

意味:途中まで~した

後ろが動詞文の時は「かけ」は動詞「かけます」にかわる。

練習例

T:授業中に携帯電話を見ます/先生に注意された

→S:授業中に携帯電話を見かけて、先生に注意された

T:部屋をそうじします/寝てしまいました

T:走ります/あきらめました

T:「好き」と言います/恥ずかしくなりました

注意点等

「~かけだ」「~かける」は分けて導入、練習がベター。

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