導入例①~について
T:みなさんはいつ日本語学校を卒業しますか。
S:〇月です/来年です…
T:みなさんは卒業したあとのこと、そろそろ自分の将来のことを考えなければなりません。
→将来について、考えなければなりません。
導入例②~についての
T:(絵カードや写真など)これはわたしがきのう見たニュースです。
このニュースでは地震の話をしました。私がきのう見たニュースはどんなニュースですか。
S:地震のニュースです
T:→私はきのう地震についてのニュースを見ました。
接続・意味
接続:名詞
意味:導入例①~をテーマに…する
導入例②~がテーマの…
練習例(前文:~について/~についての)
T:私は日本の文化です/詳しく勉強したい
→S:私は日本の文化について、詳しく勉強したい
T:このパソコンの使い方です/教えてください
T:将来の夢です /スピーチをした
T:進学です/説明会を開くつもりだ
T:専門学校です/情報はこの資料を見てください
T:パーティーです/お知らせはこちらです
T:???/話し合いました(学習者に前件を考えさせる)
T:???/資料はどこですか
注意点等
「~について」と「~についての」に使い分けの説明をする際に
後ろの言葉が名詞のときはいつも「~についての」になると言ってしまうと、
後で学習者の間で大混乱が起きるので避けたい。
例えば「私は日本の文化について、レポートを書いた」
「私は日本の文化についてのレポートを書いた」この2つの文はどちらも正しい。
従って、単純に「後ろの言葉が名詞のときは~についてのになる」と教えるのではなく、
どの部分を修飾しているのかの概念を理解させるような説明が必要です。
教案作成におすすめの参考書
↑N1~N5の文型について詳しく、わかりやすく書いてあります。
英語、中国語、韓国語訳もあるので、日本語学習者にもおすすめ!!
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